平日の日中に出掛けると、よく街中で孫の面倒を見ている祖父母たちを見かけます。
ポーランドでは共働きの方々が多く、孫の面倒は祖父母がみるケースが多いのです。
遠くに祖父母が住んでいればデイケアセンターか幼稚園に預けるのですが、料金は決してお安くないようです。なので、祖父母が孫を看るのが一般的。
今日、トラムに乗っていたら途中からおばあさんと孫(男の子)が乗ってきました。
孫の年齢は1-2歳くらいでしょうか。言葉を覚える時期らしく目で見たものを口に出して喋っていました。
トラムの車中からバスが通り過ぎていった様子が見えました。
バスを見て男の子は「あうとぶす(autobus)」と言い、次に通り過ぎた様子を見て「ぽいえはう(pojechal)」と言いました。
それを聞いて私は子供でもちゃんと(文法でいう)完了形を使っていることに驚きました。
ポーランド語の動詞には不完了形と完了形があって、モノゴトが終わったことについては完了形を使うのです。これがポーランド語学習時にはなかなか使い分けができないところでもあります。
ポーランド語の先生曰く、学習者にとって一番難しいと思っている人も多いとか。
なのに、子供はすんなりバスが行き過ぎたのを見て「ぽいえはう」と言ってしまう。
思うに本人は両親や周りの人が話していることをそのままマネして覚えるのだと思うけど、やっぱりすごい。
習うより慣れろなんだぁ~とつくづく思いました。
そしてトラムを降りるときにおばあさんが「いじぇめぇ ど ぱるくぅ」と言ったら男の子もマネをして同じように言っていました。
意味は「公園に行きましょうね」なのですが、ぱるく(park)の語尾が(parku)となり「く」の「う」の音がちゃんと聞こえないといけないのです。
こうやって1つ1つ耳から覚えていくのだなと思い、思わず「私も一緒に散歩に連れていって。」と言いたくなりました。そしたらポーランド語が覚えられるかも?
<今日のポ語>
kierowca (運転手)
”きえろふつぁ”
トラムの運転手の方々は女性が多いと思います。
バスは男性が多いと思います。
両者とも制服はなく、運転しながらラジオを聴いていたりします。
ラジオなので車内にも聞こえますが、乗客から苦情はありません。
日本では勤務中にラジオを聴きながら仕事をするなんて考えにくいですけど、グダンスクでは高い確率でラジオを聴きながら運転する運転手さんたちに遭います。
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